「伊豫学」の授業において生物多様性について講義していただきました
○日時 平成27年6月8日(月) 14:25~16:05
○場所 愛媛大学附属高等学校 多目的学習室
○対象 1年生全員
○講義タイトル 「生物多様性」~いのちと暮らしを支えるもの~
○講師 愛媛大学 南予水産研究センター 高木 基裕 先生
生物の多様性は、私たちの生活に様々な恩恵を与えていることを学びました。その具体的事例として、すべての生命成立の基盤となるCO2の減収、文化の根源となる料理、食材、バイオテクノロジーや技術開発のヒント、安全安心の基盤となる豊かな森や、安全な水を挙げ説明していただきました。しかし現在、生態系のバランスが崩れることにより、知らぬ間に人間の生存基盤も崩れています。未解明な部分や、影響が現れるまでに時間がかかるということもあり、課題の解決は容易ではありません。そこで「生物多様性を守るために一人ひとりができること」というテーマで、課題解決の糸口を見つけるべくグループディスカンションを行いました。
生徒の感想:Iさん
グループ討議のテーマは、「生物多様性を守るために一人ひとりができること」でしたが、考えてみるととても難しくて、アバウトな答えしか出ませんでした。それは、日頃からこの課題に対して考えていないからだと思います。もっと身近に物事を捉えて、これからの動植物の未来をもっと真剣に考えることが、私たちの安定した生活に繋がると思います。一人ひとりの小さな心がけが、世界規模まで発展すると思うので、悪い影響が起こる前に行動し、これからを担う私たちから動いていきたいと思います。
生徒の感想:Kさん
私は、今回の講演を聞いて自然についてもっと深く考えなければならないと改めて感じました。私たちは、意図的に自然を破壊しようとしているところや、知らぬ間に破壊してしまうこともあることに気付きました。班で話し合って、今自分たちにできること、やらなければならないことを考えられたので良かったです。自然が私たちにもたらすもの、私たちが自然にもたらしているものについて知ることができました。日本の野生動物の減少で絶滅してしまいそうな動植物がいることを聞いて、バランスを保ちながら自然とどう接していくかがとても大切だと思いました。
生徒の感想:Kさん
今回、生物多様性についての講義を聞き、私たちは生物にとても助けられており、互いに支え合いながら暮らしていることに改めて気付かされました。また、バイオミミクリーという言葉は初めて聞いたのですが、世界に存在する物事は、生物の特長が生かされているものが多いと聞き、とても驚きました。私は、「絶滅」した動物やしそうな動物がいても、そうなんだというくらいにしか思っていませんでしたが、今回の講義で世界の環境に関わる大切なことだと知ることができました。