伊豫学「愛媛で考える住み続ける権利」というテーマで授業をしていただきました
○日時 平成27年6月10日(水) 13:30~15:10
○場所 愛媛大学附属高等学校 多目的学習室
○対象 1年生全員
○講師 愛媛大学法文学部総合政策学科 鈴木 靜 先生
福祉が機能する社会保障制度の実現に向けて、特に高齢者の孤独死について焦点を当てて説明していただきました。医療の発展や衛生の向上により長寿化している一方で、三世代家族から一人暮らしの世帯が増加しているといった社会環境の変化に対応できない社会の存在が顕著に表れてきています。孤独死をなくす為には、国や自治体の保障に加え、私たち住民が住民自治として地域をどのようにつくっていくかを考えていくことが必要です。そこで「松山市で孤独死をなくすためにはどうしたらいいか?」というテーマで、グループディスカッションを行いました。
生徒の感想:Kさん
高齢化が進んでいると言うことは、これから孤独死をしてしまう人の数も増える可能性もあると思い、何か手を打つことがこれからの課題になってくると思いました。私の祖父も祖母が亡くなったため、この話はとても貴重なものでした。また、松山でもこれ以上孤独死をしてしまう人を出さないためにも、地域ぐるみの活動の他、私たちも何かできることを見つけていきたいと思いました。
生徒の感想:Nさん
講演・ディスカッションを通し、孤独死の問題はとても深刻かつ身近であると感じました。県内では最も高齢者率が低い松山ですが、それでもやはり孤独死はなくなっていないので、私たちがはたらきかけ、孤独死をなくしていきたいと思いました。また、地方に若者の働く場所をつくり、離ればなれにならざるを得ない家族を守っていくことも愛媛の課題だと感じました。