伊豫学の授業を行ないました
○日 時 平成29年7月10日(月)6・7限
○場 所 本校多目的学習室
○対 象 1学年全員
○講 師 愛媛大学法文学部 中川 未来 先生
「19世紀のグローバル化と地域復興」について、愛媛県今治市波止浜の地でロシアと貿易を行った八木亀三郎の半生を通して講義をしていただきました。19世紀のグローバル化を、ペリー来航からシベリア鉄道の開通まで世界のインフラ整備の解説を交えながら説明していただきました。そういった世界情勢の中で八木亀三郎は、塩田地主からロシアへの塩の輸出、さらには蟹工船を操業し蟹缶詰を欧米に輸出することで巨万の富を得て、波止浜に今も残る大豪邸を建設しました。これらの経緯から「グローバルな世界という空間はローカルな空間の集積」であるという言葉の深い意味を知ることができ、「ローカルな空間」は国境を突き抜けて直接にグローバルな空間に開かれていることを実感することができました。