令和3年12月8日(水)グローバル・スタディーズⅠの授業がありました。「生態系Ⅱ森林」というテーマで、愛媛大学農学部の上谷浩一先生に、人類の進化と歴史について講義をしていただきました。
前半は、ヒト科ヒト属はなぜ二足歩行に進化したのか、そのメリットや影響について、骨の形や強さを類人猿と比較しながら説明がありました。また、ヒトがどのような経路で全世界各地に拡散していったのか、当時の気候や大陸の状況をふまえて詳しい解説がありました。
後半では、人類文明は環境破壊の歴史でもあり、深刻な気候変動も進んでいることから今は環境革命の時期を迎えていることを、農耕革命や科学の発展などといった歴史的背景をもとにお話しいただきました。「発展」という恩恵と引き換えに、私たち人間は取り戻すことの困難な「自然」を失ってきました。次世代に人類と地球の歴史を継承してゆけるよう、私たちにできることは何か、考えさせられる時間となりました。
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