5月16日(月)のSDGs伊豫学は、愛媛大学法文学部 今泉志奈子 先生に「ことばの不思議と楽しみ」というテーマで講義をしていただきました。
先生が、気を付けていることは「一度口に出した言葉は取り消せない」ということだそうです。言葉にして伝える前に一瞬立ち止まって相手の心持ち、見えない心の中を、一度思いめぐらせてから言葉にすることをすごく大事にしていて、「言葉は贈り物と思っている」ということでした。
また、先生から、附属高校の先輩たちからのメッセージが書かれたプリントと「青い地球交流記」の2022版の冊子をいただきました。「靑い地球交流記」では、「オンライン研修体験記」や「オンライン交流会報告」など、海外へ出られないコロナ禍での取組について書かれていました。先生は、「コロナで失われたものばかりではない。世界が分断するように見えても次に会うときは世界中の人がコロナサバイバー同士になる。言葉の力が再び人と人とを結び直す原動力になる。」と熱く語られました。
生徒からは「ことばについて」、「外国語学習について」、「留学について」などの質問があり、丁寧に回答していただきました。ことばは贈り物であり、生き物だからこそ、相手がキャッチしやすいことばを贈ることが大切であること、また、外国語学習は効率的な勉強方法はなく、とにかく英語漬けになることが大切で、365日 毎日15分は外国語に触れるのが大事であること、また、辞書を引く手間を省かないことなどに気を付けて学習するとよいそうです。
高校生にとっても、教員にとっても、実になるお話をたくさんしていただいた時間となりました。
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