令和5年2月3日(金)「令和4年度WWL報告会」をオンラインで開催しました。初めに 川口 和仁 愛媛大学高大接続推進室副室長からご挨拶があり、本校教員からの「WWL事業実践報告」、生徒代表の「SDGs探究Ⅰ」、「グローバル・スタディーズⅠ」の成果発表の後、本校WWLの外部委員でもある広島大学名誉教授 長尾 眞文氏と明星大学教育学部教授 内田 富男氏に指導と講評をいただきました。
質疑応答で生徒から「グローバル人材とはどのような人のことですか。」と質問があり、長尾氏からは「地域に根差して多様な領域で地域と世界を繋ぐことを念頭に行動する国際的な視野を持った人のこと。」、内田氏からは「語学力が高い人ではない。通訳、自動翻訳を使うことはできても、何をメッセージとして届けるのか明確でないと意味がない。その一歩として自分の住んでいる場所・育った場所の問題に目を向けられる人であることが大切である。」と答えていただきました。
また、「多様性だけでなく単一性に目を向けるべきとの言葉にハッとしました。単一性に目を向けるためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。」という問いに、内田氏から「違い、または同じところを探す。難しいかもしれないが、『同じに見えて実は違うもの・本当に同じもの』を見つけることだ。」とご助言いただきました。
「本校に入学し、世界の諸課題を深刻に捉えることができるようになった。」などの発言もあり、3年間のWWL事業による生徒の成長がうかがえた、大変有意義な時間となりました。
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