令和5年8月28日(月)1年生の「産業社会と人間」の授業は、愛媛大学工学部の白旗先生の「愛媛の科学技術と情報」をテーマとした講義でした。本講義のキーワードは『SDGs』と『化学』です。
はじめに、白旗先生から自己紹介があり、出身地の秋田県の「かまくら」や「大曲花火大会」についても話がありました。続いて、愛媛大学工学部や参加しているリサーチユニット(E-USE)の紹介やSDGsと化学について説明がありました。
後半は、生徒一人一人が調べてきた課題「SDGsと化学の関わり」について、グループで意見を出し合い、まとめ、4人の代表者が話し合った内容について発表しました。ある班は「社会に浸透しつつあり、大きな省エネ効果を上げている青色LED。その材料にもなっている窒化ガリウムは従来の半導体よりもエネルギーの損失が少ないと言われている。これは目標7の『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』に大きく化学が関わっている1つの例といえる」と発表しました。「窒化ガリウムは現在良い半導体として使われていて、皆さんがほぼ毎日使っているスマホの充電器にも使用されている」と白旗先生から補足がありました。
話し合いの後は、白旗先生が研究について話しました。難解な内容もありましたが、有機物に伝導性の機能をもたせる研究や電気が流れる有機物を開発する研究について学びました。『「未来のために、はじめてをつくる」この言葉の中に化学の立ち位置・面白さがある』という話がとても印象に残りました。
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