理科部では、絶滅危惧種マツカサガイの保全活動に力を入れて取り組んでいます。マツカサガイとヤリタナゴは、愛媛県で絶滅するといわれる生き物のうち、その保護の緊急性が最も高く、対策が急がれる生き物です。こうした水生生物が絶滅の危機に瀕しているのは、戦後行われてきた新しい農業や農地のあり方が、限界を迎えようとしているからです。同じ課題を、他県や他国も抱えています。
本学では、愛媛大学理学部・工学部の研究者、NPO西条自然学校、愛媛県自然保護課、生物多様性センター、国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所、地域住民などと協働して様々な課題を1つずつ解決し、愛媛からこれらの生き物が消えることがないよう取り組んでいます。
こうした活動が評価され、令和5年度 下中科学研究助成、愛媛県「三浦保」愛基金環境保全・自然保護分野の支援などを受けることになりました。
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