令和3年2月22日(月)のSDGs伊豫学では、外務省国際協力局地球環境課課長補佐の小谷朋恵氏による「外務省高校講座」がありました。
外務省国際協力局地球環境課は、「外交」は国のトップだけではなく、外務省の職員やボランティアの方々などいろいろな人が関わって行うものであるという理念のもと、地球規模の課題の解決に向けた国際社会との連携に関する業務を行っています。
小谷氏は中学3年生から高校卒業までを愛媛で過ごし、その後アメリカに留学し文化人類学を学んでいた時、仕事をしてから学んだ方が良いのではと感じ、日本へ戻り法務省に入省したそうです。東京入国管理局で働き、その後外務省へ出向し、TPPの交渉をする部署で仕事をした後、外務省経験者採用試験に合格し、リトアニアで内政、外交に関する分析を行ったり、杉原千畝に関する広報活動をしました。その後ザンビアで、仕事をするときに整理整頓を心がけることで生産性や品質を向上させる「カイゼン」の取組をしたり、日本企業と現地をつなぐ手助けや難民支援をしたりしました。
講義後にはリトアニアやザンビアで使用した言語や国家公務員になるために頑張ったことなど生徒から質問があり、英語は必須ということで英語を学ぶ意義を再確認できました。また、日頃からニュースに関心を持ち、自分が国のトップだったらどうするかということを考えてほしいとアドバイスを受けました。授業後の座談会にも15名程参加し、さらに詳しいお話をお聞きする貴重な体験ができました。
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SDGs伊豫学「外務省高校講座」
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