令和2年12月25日(金)、愛媛大学附属高校は全国の高校生がSDGs(Sustainable Development Goals)に関する研究や活動をオンラインで報告し合う「第1回SDGs×高校 ユースミーティング」を開催しました。
このオンラインミーティングは「高大連携の国際化を通したSDGs グローバル人材の育成」を構想テーマに掲げて、愛媛大学および附属高校が推進している文部科学省WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の一環として開催され、ホスト校である本校を含め全国9つの高校から21チームの参加がありました。
当日は前半にJICA四国所長の小林秀弥氏の講演が行われ、参加生徒らはSDGsに関わる国際機関の取組を学びました。
小林氏は前任地である西バルカン諸国のプロジェクトの紹介を通して、JICAの取組がどのようにSDGsへの貢献に結び付くか参加者への出題を交えて解説しました。
後半は参加21チームが6つのオンライン分科会に分かれてそれぞれの取組みを発表しました。本校からは循環型農業や異文化理解、農村活性化、スポーツ競技や学校ジェンダーなど、SDGsにかかわる身近なテーマで活動を報告しました。また参加した他校のチームからは要配慮者に対応した災害食の研究や環境に配慮した建築基準を復興災害の軽減に活かそうとするものなど、近年頻発する自然災害への対応に関する取組が多く見られました。ディスカッションの時間には、他校のチームの活動を参考に自分たちの活動の意義が深められたという意見や、今後高校の垣根を超えてコラボレーションしていくことでそれぞれの活動が豊かになっていくのではないかといった提案も交わされました。
本校はWWL事業拠点校として2022年に海外の連携・協定校も参加する高校生国際会議開催を目指しています。コロナ禍のなかオンライン開催ではありましたが、若い熱気に溢れた活発な議論が2年後の国際会議に向けた連携・交流の深まりを予感させるものとなりました。
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