令和4年8月2日(火)~4日(木)「全国高等学校総合文化祭東京大会」が開催されました。これは、運動部にとっては「総体」にあたるもので、文化部にとっては「高文祭」が高等学校の部活動における大きな目標です。その予選となる愛媛県高等学校総合文化祭で1位となった理科部の相原光希さん、渡壁希美さんが、「自然科学部門」で「利便性の高いCNFを作る酢酸菌株と培養条件の探索」と題した発表を行いました。各都道府県を代表する研究ポスターがならぶ会場は大変な熱気でした。残念ながら上位入賞は果たせませんでしたが、3日間にわたる研究発表、質疑応答、生徒交流会、記念講演の聴講など充実した大会となりました。
愛媛では東予地方の紙産業企業・愛媛大学・愛媛県が協力してCNF(セルロースナノファイバー)の研究開発を進めています。CNFは鋼鉄より遙かに強固で軽く、安価なため、世界中が注目している新素材です。本校果樹園の温州みかんから得られた酢酸菌が作り出すセルロースを使った彼女たちの研究成果が、世界のプラスチックゴミ資源の枯渇、二酸化炭素排出などの課題を解決してくれる日がくるかもしれません。
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