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News & Topics

2023/01/11

グローバル・スタディーズⅠ「工学で生物多様性を保全する」

令和5年1月11日(水)のグローバル・スタディーズⅠは、愛媛大学工学部の三宅 洋先生の「工学で生物多様性を保全する」と題した講義でした。
前半は「工学とは何か」について説明があり、「いい川とは?」という問いから生態系と多様性の関係、人類が多様性にもたらす影響についての話がありました。
後半は、三宅先生の専門である「河川」について、多様性の中でも「種多様性」に注目し、日本の河川において種が減少している問題を取り上げました。この種の減少については前半の問いと関連して「よくない川とは?」という問いから河川の改変、外来種、気候変動など様々な要因が関係しているということです。そこで、こうした多様性を復元するために、工学の分野では「川づくり」を行うそうです。
実際に研究室での活動の様子や国内外の「川づくり」の紹介があり、工学が多様性を保全するとはどういうことなのかとても分かりやすい説明でした。「川づくり」は相手が自然であることや、「いい川」がその川に接する人や生物によって定義が変わってくるため難しいということで、人が自然に手を加えることの難しさというものを改めて考えさせられました。

 

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 4.質の⾼い教育をみんなに

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