令和5年12月6日(水)第13回Eカフェを開催しました。SDGsに関連のある内容で、インドネシアでのジェンダー事情について留学生が話しました。
日本と同じように、インドネシアでも「男性は働いて女性は家にいる」から、「都市部では」(という枕詞付きですが)女性も仕事をする時代になってきて、2000年代には女性の大統領も誕生しました。世界で見る教育レベルも209カ国中100位台から67位まで上昇していて、最新の調査では子供の就学率は小学校で100%、中学校は91%、高校は78%、大学は19%となっています。しかし、経済的理由による10代女性の結婚や、子供を使った物乞いなどが今もなお問題となっているそうです。物乞いをする人のために自分の子供を貸し出したり、幼い子供がぐずらないように睡眠剤を飲ませてまで物乞いをする人もいて、話をした留学生は「インドネシアに行ったときにお金を要求されても絶対にあげてはいけない」と言っていました。ジャカルタの政府もお金を渡してはいけないと通達しているそうです。お金を渡してしまう人がいる限り、同情を誘うためにずっと子供が使われ続けてしまう心配があります。
最後に、batikというインドネシア特有の布地で作られたシャツを見せてくれました。写真の中で着用しているものです。地域によって絵柄が異なっているそうですが、細かく繊細な柄がとても美しいものでした。
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